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【イベントレポート】茶道体験 ―おもてなしの日本文化―

2021.12.18

 

 11月20日と12月17日、国際交流センターでは外国人住民に茶道を通して日本文化への理解を深めてもらうことを目的として「茶道体験 ―おもてなしの日本文化―」を開催しました。このイベントでは、茶道を英語で学ぶカリキュラムを持つ鹿児島外語学院とのコラボレーションが実現し、「ただお点前を見てお茶を飲んでおしまい、ではもったいない!」と共通の思いで一緒に計画を進めてきました。外語学院講師の島田暁美先生は、元茶道宗徧流鹿児島支部長としてご活躍されていた先生でもあります。

 

 第一回は5名、第二回は6名の外国人参加者がイベントを通して日本文化を体験しました。今回のイベントでは、各回それぞれの参加申込者の母語に合わせて、英語とやさしいにほんごの進行を事前に準備しました!まずは研修室2にてアイスブレイクからスタート。実は茶道では体をほぐし温めることが重要だそうで、立ち上がって楽しめるジェスチャーゲームを実施しました。外国の方々が対象のイベントということで、ジェスチャーのお題は日本に関するもので揃えると、皆さん初めから盛り上がってくれましたよ!その後茶道文化/歴史プレゼンテーションをおこない、茶道について表面的な内容だけでなく、普段からお茶の稽古をしている外語学院生だから伝えられる、茶道を通した侘び寂び等日本の心を紹介してもらいました。

 

 後半は部屋を移し、まず和室入室マナーのレクチャーから始まりました。また、入り口で受け取った扇子と共に、和室での挨拶の仕方も学びました。そして、茶会にて外語学院卒業生による薄茶点前の披露。本来の茶会では正客と呼ばれる一人のお客さん以外はもてなす側と会話をしないことを学ぶと、正客役の参加者の方が積極的に掛け軸や茶花等について質問をしていました。それからいよいよ点前体験。ただ茶筅を使ってお茶を点て飲むだけではなく、故郷に帰っても、家でも屋外でも、自分で楽しめるように、その名も「茶箱で一服 -A Bowl of Matcha for Yourself-」という体験プログラムを企画しました。茶箱というのは、茶碗、茶器、茶杓等点前道具一式を収納して持ち運ぶための箱で、例えば木の籠やティッシュ箱等どんな入れ物でも良いそうです。今回は、菓子箱に茶道具を詰めたものを一人一箱配り、学生が参加者の間に入ってサポートをしながら体験を行いました。茶菓子と自ら点てた抹茶は特別な味だったそうです!

 

 参加者の方々からは、「日本文化について理解が深まった。」「完璧な茶道にたどり着く為に学びや稽古に終わりはない、ということに感心した。」等のお声をいただきました。今回のイベントが参加者の方々にとって日本文化への新たな興味の入り口になればと思います。

 

 

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